「浮気されている!」
ついにその確信を得たら…
次に必要になってくるのは物的な証拠を確保することです。

前回も紹介しましたが、パートナーの浮気が発覚した場合、離婚をするのか、浮気相手と別れさせ関係を修復するのかを選ばなくてはなりません。
「慰謝料を請求する」
「浮気相手と別れさせる」
「弁護士を通して離婚調停を行う」
いずれにしても何より重要になってくるのはパートナーの浮気に関する確固たる証拠。
今回は確固たる証拠を入手することがなぜ重要なのか、さまざまなケースからみて詳しく解説していきます。
目次
「経済的に余裕がありすぐ離婚する」
すでにパートナーに対しての気持ちがなく、話し合いをする時間も無駄だと思っているので、一刻も早く離婚したい。

弁護士を通して離婚訴訟を起こすと、それなりに時間がかかってしまいます。
あなた自身が経済的に自立しているのなら、パートナーと直接話し合って関係を解消するのがベストだと思われます。
しかし、親権問題や財産分与のことで揉めることも考えられます。
やはりパートナーの明確な浮気の証拠があった方が、話し合いをスムーズに進められることは間違いありません。
それら証拠を踏まえた上で、法的に証明される書類も作成しておけば確実です。
「離婚はしたいが金銭的な面が心配」
浮気は絶対に許せないので離婚したいが、経済的に余裕がないのでパートナーと浮気相手に対して慰謝料を請求したい。
さらに離婚後の養育費はもちろん、財産分与なども有利に請求したい。

慰謝料請求をする場合、弁護士や行政書士を介して、パートナーや浮気相手に対して内容証明を発行します。
離婚する場合はパートナーに対して、財産や親権に関してなども併せて要求することになります。
ご自身で示談書や誓約書などを作成することもできますが、法的な効力がないので、公証役場にて正式な書類としての手続きを踏まなければなりません。
いずれにしても、それなりの費用・時間・労力を要します。
パートナーと浮気相手が要求に応じた場合は示談となり誓約成立となりますが、応じない場合はそれぞれに対して訴訟を起こすことになり、さらなる時間と費用も必要となります。
それらを最小限に抑えるために、パートナーの裏切り行為を徹底的に調べ、言い逃れができない証拠を突き付けなければなりません。
「離婚せず何もなかったかのように生活していく」
いつかは自分の元に帰ってくると信じ黙って待つ。
子供の事を考えると我慢するしかない。

じっと耐えていても、浮気にうつつを抜かしているパートナーが自ら改心することはまずありません。
浮気相手と何らかのトラブルでもない限り、都合の良い関係を断ち切るきっかけも必要もなかなかないですよね。
「浮気が本気になって家に帰って来なくなる」
「浮気相手に子供ができて認知して生きていかなければならない」
などなど、最悪な事態を招いた実例も多数。
それらの可能性を踏まえても、一刻もはやく浮気の証拠は掴んでおいた方が賢明です。
「浮気相手と別れさせ、パートナーとやり直したい」
この決断にはそれなりの覚悟が必要です。
あなたを裏切ったパートナーが二度と同じ過ちを繰り返さない保証などないからです。
それでもあなたがパートナーと一緒にいたいのなら、その想いを伝えて理解させ、心底反省させる必要があります。

そして、あなた自身がパートナーのことを許し、もう一度信用できるようにならなければなりません。
それは決して簡単なことではないでしょう。
そのためにはまずは浮気相手を徹底的に排除する。
そしてあなたとパートナーの関係性をきちんと見つめなおし、とことん話し合うことが必要です。
これらをクリアできれば、あなたとパートナーの関係性はより深いものになるかもしれません。
「離婚するかどうか迷っている」

自分の中でまだ答えを迷っているのであれば焦る必要はありません。
パートナーの浮気の実態をハッキリと知ったうえで結論を出しましょう。
探偵や興信所などの専門家の力を借りながら次なるステップを慎重に考えていくことをおすすめします。
浮気の本当の理由は?
浮気発覚から「離婚」「復縁」「現状維持」といった結果に至るまでには千差万別の思いやストーリーがあるでしょう。
そういった意味では一口に浮気問題といえど100人いれば100通りの結論に至っているといえます。

それと同様、パートナーの浮気にもさまざまな理由があるはずです。
「夫婦関係に不満があった」
「浮気相手が魅力的だった」
「性的欲求を満たしたかった」
「生活に刺激が欲しかった」
よくあるこんな理由の奥には他の問題が隠れているかもしれません。
そしてパートナーはなぜあなたに隠れて浮気相手と会っているのでしょうか。
「あなたと別れたくないから」
「子供と離れたくないから」
「離婚問題で揉めるのが面倒だから」
「世間的な立場上、離婚はマイナスになるから」
いずれにしても、もし浮気相手に本気になっていたら、言い訳をすることも隠れて会うこともなく、あなたに別れを切り出しているのではないでしょうか。
一度パートナーの浮気の理由を冷静に考えてみることによって新しい気付きが生まれることがあります。
「浮気」と向き合うということ
浮気をしていたという事実。
それはいくら言い訳をしてもどんな理由があっても「なかった」ということにはできません。
浮気は罪であり、パートナーは間違いなく加害者です。
しかしあなたとパートナーは縁があって出会い一緒になった相手でもあります。

あなたの結婚相手であるパートナーが招いた過ちと真剣に向き合うことは、あなたにとっても決して無駄なことではありません。
問題を冷静に受け入れ向き合うことによって、あなた自身にも反省する点が見えてくるかもしれません。
あなた自身、そしてお子さんのためにも、今一度この問題をじっくり考えてみても良いのではないでしょうか。
もし現在のパートナーと別れて新しい人生を歩みだすことになっても、今ある事実ときちんと向き合うことには大切な意味があると思います。
たどり着く結論は人それぞれです。
どんな結論を選ぶにしても、あなたの覚悟を裏付けるために欠かせないのはパートナーの裏切り行為の真実を見極めること。
パートナーに浮気の可能性を感じたすべての人に必要なのが、その浮気を裏付ける“確固たる証拠”なのです。
“確固たる証拠”とは?

ここまで何度も登場してきた“確固たる証拠”とは、言い逃れできない浮気の証拠です。
それは誰から見てもパートナーと浮気相手が不貞行為を行っているということが明らかとなる写真や画像などの物理的な証拠のことです。
不貞行為とは、夫婦または婚約、内縁関係にある男女のどちらかが、配偶者以外の異性と自由な意思の元で肉体関係を持つことです。
では「誰から見ても不貞行為を行っているということが明らかとなる証拠」とは具体的に何が該当するのでしょうか。
次回はそれら不貞行為を立証する証拠例を具体的にご紹介します。
過去記事で「自分で出来る浮気調査」に関しても紹介していますのでそちらも参考にしてみてください。
①まずは浮気チェック!
②今すぐできるプチ調査
③プロも使う探偵調査