
前回記事では「不倫問題を友人に相談するときに注意したいこと」について紹介しました。
いくら親身に相談に乗ってくれたとしても、関係性として友人は“他人”にあたります。
友人はあなたの人生の危機に対して真剣に考える義務はありません。
今回はあなたの抱える問題を“他人事”で済ますことができない「あなたの家族」また「パートナーの家族」に相談することになった場合に覚えておいてほしいことをまとめました。
目次
家族への相談。起こりうるトラブル

パートナーの浮気問題を相談する相手として、最も信頼できるのは自分の両親や兄弟だと思います。
しかしそれと同時に肉親は最も心配を掛けたくない相手でもあるのではないでしょうか?
「パートナーが浮気しているかもしれない」と相談したらあなたの親兄弟はどういったリアクションをするでしょうか。
大切なあなたを傷つけた相手を許せないという感情から、そうする気はなくても結果として騒ぎを大きくしてしまったといったケースもよくあります。
あなたからの話を聞いただけで、パートナーやその両親に対してなんの証拠もなく詰め寄ってしまう。
その場合、パートナーの浮気の事実を判明させることすらできなくなるかもしれません。
また、両親が古い考え方をもっているため「男の浮気は甲斐性に過ぎない。子供のために何があっても我慢しなさい。」と言われ、なんの解決にもならなかったという事例も。
家族に対しては誰もが良くも悪くも強い感情を持っています。
そのために冷静な対応ができないケースがたくさんあります。
自分の親兄弟がどんな人物で、あなたの話を聞いてどのような行動をとる人なのかをよく考えてから相談しましょう。
両親や兄弟、姉妹に相談するタイミングや伝え方はくれぐれも慎重に考えた方が良いでしょう。
自分の家族に相談するメリットとは?

肉親はあなたにとって最大の味方とも言えます。
精神的な支えになるのはもちろんですが、物理的な協力者にもなってくれるのが自分の家族ではないでしょうか?
・パートナーの浮気がわかり離婚して家を出る
・とりあえず時間をおいて考えるために別居をする
など、パートナーとの生活を解消する必要がでた時には、まず実家や親兄弟の元を頼るのではないでしょうか。

また、探偵に相談して調査を行ってもらう場合は調査費用が必要になってきます。
離婚調停を行う場合、弁護士に依頼し弁護士費用を支払わなければなりません。
それらの費用は決して安くはありません。
パートナーやその浮気相手から慰謝料が支払われば、そこから捻出し対応できるかもしれませんが、その保証はどこにもありません。
あなた自身に十分な貯えがあり、弁護士費用や調査費用を工面できる場合は問題ありませんが、専業主婦であるために貯金や収入がない場合は金銭的な対策を考える必要があります。
新たな生活を始めるのにも、どうしてもお金は必要になってきます。
パートナーの収入をあてにするわけにもいかないこの問題。
ただでさえ浮気問題をうけて精神的に消耗している中、お金のことにまで頭を悩ませるのはできる限り避けたいですよね。
いずれにしても、両親や兄弟の協力を得られるのであれば、力を貸してもらうのがベストです。
「相手の家族に相談する」ということ

浮気されていた方のお話を伺っていると、さまざまな箇所で登場するのが義母、お姑さんの存在です。
普段から色々と気にかけてくれて、実の娘のように可愛がってくれていたお姑さん。
そんなお姑さんとの関係性を信頼してパートナーの浮気疑惑を相談した結果、ひどく傷付く結果になったという話をよく聞きます。
あなたにとってのパートナーは義母にとっての息子なのです。
母親はいくつになっても自分の子供がかわいいもの。
特に息子は別格といいます。
「あなたの息子の浮気疑惑で悩んでいるんだ」と相談をしても、あなたの味方になってくれる可能性は低いです。
これはパートナーの姉妹にも同じことが言えます。
相手家族とのトラブル、どう対応する?

パートナーの浮気が発覚したとき、義母やパートナーの姉妹に傷つけられたという定番の言葉は「あなたにも悪いところがあったから浮気されたんじゃないの?」です。
この悪魔の言葉を言われてしまったら、あなたなら次のどれを選択しますか?
①パートナーの浮気は我慢して、義母や姉妹とも今まで通りうまくやっていく
②義母や姉妹と二度と関わりたくないため、パートナーと離婚する
③パートナーとやり直すため、義母や姉妹とは絶縁する。
①を選択した場合、最初は表面的に取り繕って関係を築けるかもしれません。
しかし一生続く家族の人間関係は長いです。
数年後、数十年後に何かしらのほころびが発生し、破綻する可能性が大いにあります。
②を選択するためには、パートナーの浮気の確固たる証拠を入手して、義母もろとも反省させることが必要です。
③は、パートナー自身が心底反省して、義母よりもあなたの存在が大切と思い知ったときに成立します。
いずれにしても、やはりあなたや大切な人を守るために必要なのは、パートナーを反省させるための浮気の確固たる証拠です。
何よりも大切なのは…

パートナーが浮気をしていた場合、離婚をするのか、関係修復をするのかを選ばなくてはなりません。
しかし、自身で行ったプチ調査や探偵未満調査、友人や家族が入手した情報や材料では裁判を行う際の正式な証拠にならないものがほとんどです。
それらを突きつけパートナーを問い詰めたとしても、うやむやに誤魔化されることがほとんど。
一時的に浮気を認め「二度としないと約束する」と言っても、ほとぼりが冷めた頃に浮気を繰り返す可能性が高いのです。
また相手が浮気を認めてすんなり慰謝料や養育費を支払ってくれるとは限りません。
その場合、弁護士を通して裁判を行うことになります。
そこで必要となるのが確固たる証拠です。
確固たる証拠とは、誰が見ても不貞行為を行ったという明らかな物的証拠です。
その証拠を弁護士は入手してはくれません。
弁護士に裁判をおこなってもらうための“確固たる証拠”を探偵や興信所に依頼して入手するのです。

離婚をする場合も、関係修復をする場合も、何より大切なのは浮気の“確固たる証拠”を掴むことです。
パートナーの浮気の真実を知り、大切な家族の笑顔を守るために、あなた自身がベストな選択を重ねていく必要があります。
友人や家族に相談する前に、まずは探偵事務所への無料相談から検討を始めてください。
次回記事ではいよいよ確固たる証拠について詳しく紹介します。